ブランドの高級な革財布はなぜ経年変化をしない財布が多いのか?

本革って使っていくうちに、色合いや風合いに深みを増していき
経年変化(エイジング)をするモノだと思っていませんか?

と言うのも、最近「ブランド品の財布って何も変化しないモノが多いのは何故ですか?」
と言ったような、質問をされる事が増えてきました。

本革だからといって、全ての革が経年変化をするわけではないんです。
ちなみに、使っていても経年変化をしない革は合皮か厚化粧をした革になります。

経年変化をしていく本革財布を探していたのに、買った時の状態から何も変わらない財布を選んでしまっては、新しく財布を使い始めてから後悔してしまうので注意する必要があります。



合皮の財布

合皮は布製の生地にポリウレタンコーティングを施し
革の形にプレスしただけの「いわば布切れの塊」です。

表面がプラスチック製なので使っていても
色合いが変わる事がなければ、ただ傷み劣化していくだけです。

しかし、最近の合皮技術は高いモノがあるので
間違っても合皮財布を選んでしまわないように気をつけて下さいね。

私は革に似せた合皮が大嫌い。
一度だけ、あえて合皮製の財布を所持した事がありますが
魅力を微塵も感じませんでしたね。

 

知らない人が多い、染料仕上げによる違い

合皮財布ではなく「間違いなく本革と聞いて財布を選んだ」にも関わらず
経年変化をしない本革の場合は、色付けの工程によって
厚化粧をした財布を選んでしまったからです。

革財布に限らず、革製品にはブラックやブラウンなど色が付いていますよね?

革に色がついているのは、製造工程の段階で
商品として必要な色付けがされているからなわけですが
この色付けの種類には大きく分けて3つあります。

・染料仕上げ ・顔料仕上げ ・素上げ

経年変化をほとんど起こさない本革は、顔料仕上げ
色合いや風合いを増していく経年変化をするのは
染料仕上げと素上げ、この2つになります。

 

本革の醍醐味を存分に味わう染料仕上げ

染料仕上げは、動物が生きていた頃の証でもある、
傷や血管などを自然な状態のまま残し、革が本来の持っている質感や温かみ
表情を活かすために極めて薄い皮膜によって染め上げたモノ。

この染料仕上げは、出来上がった革に誤魔化しが効かないので
ベースになる革も傷が少なく、より厳選された上質なモノが使用されます。

革本来の質感や表情を残しているので、染料仕上げにより生み出された革を使用した財布は
使い込むほどに色合いや風合いに深みを増し、味わい深い経年変化をしていきます。

 

厚化粧をする顔料仕上げ

革が持つ本来の表情を活かし、誤魔化しの効かない染料仕上げとは異なり
顔料仕上げは、革にペンキをベタベタ塗るようなイメージです。

ベースになる革が粗悪品であっても傷などが隠せるので
革本来の質感はなくなりますが、表面に不自然なほど統一感があります。

個人的には、統一感があり過ぎて気持ち悪いと感じます。苦笑

ほとんど経年変化を起こさないのも特徴的ですね。
今市場に出回っている革製品のほとんどが、顔料仕上げによるモノです。

 

革の色合いをそのまま残した素上げ

素上げによって作られた革は、全く色付け工程を行わずに
オイルなどによって表皮を整えてある革です。

素上げによって作られた革はナチュラルカラーとも呼ばれていますが
革本来の色合いを残しているので、素朴で自然な表情そのモノです。

 

まとめ

3つの染料による違いをお話ししてきましたが、この違いを女性に例えるなら

顔料仕上げ = 化粧美人
染料仕上げと素上げ = スッピン美人

に、なるかなと思います。
ちなみに、あなたはどちらが好きですか?

私は断然スッピン美人の染料仕上げが好きです。
顔料仕上げは、ベースになる革が粗悪品であっても、
革に厚化粧をするの粗悪品を誤魔化すことができます(多少極端ですが。

ブランド品に多いギラギラした光沢や不自然なほど均一な色合いは
顔料仕上げによるモノが多いからですね。 経年変化をしない理由も同じです。

ブランド品が好きな方や何も変わらない財布を探している方は
顔料仕上げの革素材を使用した財布が良いと思います。

唯一オススメしている革製品専門店
どれも染料仕上げによって生み出された革を贅沢に使用していますが

色合いや風合い、質感・温かみ・表情など、長く使えるだけでなく経年変化を含めて
本革が持つ全ての魅力や要素を味わい楽しみながら、一緒に歳をとっていける財布を探している方は、染料仕上げの革を使用した財布を選んでみて下さい。

財布を新しくした時のワクワクや楽しみな気持ちもありますが
愛着を持って使い込んだ1年後には、新品以上の魅力が詰まった財布になっています。

>>人気の上質革財布の詳細レビュー

 

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